亜臨界処理方式の特性

クニスターAZ 本体

クニスターAZ 本体

装置制御盤

装置制御盤

蒸気洗浄凝縮装置

蒸気洗浄凝縮装置

装置に処理物を投入後、制御盤にて自動運転します。

処理設定条件に達した時点で運転が自動停止します。

運転停止後装置内の蒸気を排出します。

排出された蒸気は、排蒸吸収タンクを経て凝縮水回収槽で回収され、散水用水等に利用することが出来ます。

加水分解装置による有機廃棄物の分解処理状況

孟宗竹の分解実験

孟宗竹の分解実験

破砕機による前処理破砕

破砕機による前処理破砕

排出品・投入~排出迄 (所有時間約60分)

排出品・投入~排出迄 (所有時間約60分)

一般家庭ゴミの分解実験

一般家庭ゴミの分解実験

破砕機による前処理破砕 (無分別状態)

破砕機による前処理破砕 (無分別状態)

排出品・投入~排出迄 (所有時間約60分)

排出品・投入~排出迄 (所有時間約60分)

此の写真の他に籾殻と鶏糞の混合物、叉はコーヒーや茶殻等のあらゆる廃棄物の分解実験を実施致しましたが、全てこの様な分解性状となり小分子に分解されている事を確認致しました。良質な肥料叉は、バイオマス燃料としての利用が出来ます。
尚、魚類、肉類、骨類、牡蠣ガラ、等を実験した結果としましては、それらの物の90% 程度が分解されて原型の確認は出来ませんでした。
その殆んどが、蒸気の凝縮水に溶け込んだ状態と成りました。これらは、良質な液体肥料叉は、液体飼料としての利用が充分に可能で有ります。
これ等の処理品は、完全に滅菌され無菌状態で有ります。例えば鳥インフルエンザや狂牛病のプリオンさえも無毒化されています。 

有機廃棄物を加水分解処理する高温・高圧処理装置

クニスターAZによる亜臨界方式の特性 

クニスターAZによる主たる反応は、高温高圧下に於ける有機物の加水分解反応である。

セルロース系の物質から出てくる酢酸や石炭酸が酸として働き多糖類、タンパク質類、脂肪類等の高分子の有機物質が低分子の有機系物質に加水分解され、木片から出来た「炭化物」と混合された状態で排出される。排出された直後の処理物は、水分を多く含むベタベタした状態であるが、急速に水分のほとんどが蒸発し後には水分率40~50% 程度の品物と成る。これがすばらしい肥料、飼料と成る。又乾燥させる事により燃料としての利用もできます。

ダイオキシン類を発生しない

ダイオキシン類は、ごみ等を焼却する時、その中に含まれている塩素を含む化合物の燃焼に因り発生する。
特に300~500℃程度の低温燃焼時に発生することが多いと言われている。その為最近では1000℃以上の高温度による燃焼が行われている。
分別されずに収集されたごみ類は勿論、分別収集されたごみの中にも塩素を含むプラスティク類が多く含まれている。
廃棄弁当や、生ごみを堆肥にする場合これらが混入している為、その作業は非常に困難となっている。
そこでそれらを焼却処分しようとした場合、前記のようにダイオキシン類を発生させる危険性がある。
高温高圧条件下の加水分解処理 方式であるクニスターAZに拠る処理では、燃焼方式ではないのでこれらの問題は全て解決できる。
勿論、上記の混合生ごみでも分別作業等の面倒な作業無しで何等問題なく安全かつ素早く完璧に処理出来る。

PCB分解の可能性

特別管理廃棄物であるPCBの分解にもこのクニスターAZは効果を発揮する可能性を秘めている。
PCB1.50mg/kgを含むトランス油をクニスターAZにより処理した。 処理後に回収した蒸気水、固形物(混合材としてオガ粉使用)、排気ガスを検体として分析測定を公的分析機関にて行った結果、蒸気水=0.0005mg/m3以下、排気ガス=0.0181mg/m3以下、固形廃棄物からの溶出量=0.0005mg/l以下、全ての値が検出限界以下を示し 環境基準をクリアーできているといえる。
この結果は、クニスターAZに依りPCBの分解が出来ることの証明といえる。(m3=立法メートル)

狂牛病(BSE)の原因物質、プリオンの分解の可能性

BSE(牛海綿状脳症)の原因物質とされている異常プリオン蛋白質の分解もクニスターAZに依り可能と考えられる。
EUの異常プリオンタンパク質不活性化のガイドラインでは、140度、0.36Mpa、30分以上の処理が必要と規定されている。
クニスターAZに依る処理では、この条件を完全にクリアーしている。
異常プリオン蛋白質の3次元構造は、ベーターシートという平面構造で、それが熱等に対する強い抵抗性の原因と言われている。
異常プリオン蛋白質の不活性化と言うことは、蛋白質の3次元構造を変化させ「タンパク変成」を起こさせることである。
クニスターAZでの煮熟処理は200℃で行われるので、EUの不活性化ガイドラインが示す140℃とは、60℃の温度差があり、通常の化学反応で64倍、又タンパク反応と考えれば100万倍の効果があり200℃まで温度が上昇すれば1分以内で異常プリオン蛋白質は熱変成を起こし無害、無毒化される、と計算される。

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